2017年11月3日金曜日

11.2 実録・架空請求書~心の隙間に届いたメール編~

架空請求トラブルなど,自分には関係ないと思っていた。
すまーとふぉんやら,いんたーねっとやら,よく分かっていない老親が巻き込まれなければよいがと常々思っていたが,人の心配をしている場合ではなかった。

あと,振り返ってみたら少々面白くもあるので(その時はすごく恐かったし,被害に遭われてる方もいるから面白がってる場合じゃないんだけど),恥を忍んで,ちょっとまとめてみたく思う。

先日,大手通販サイト・熱帯雨林(仮名)の社名を非常に巧妙に模した,“偽”熱帯雨林(仮名)からショートメールが届いた。

「課金サイトが未払いなので今日中に払わないと法的措置をとる。下記の番号に電話されたし」という内容だった。

普段ならもちろん無視する。しかし,あらゆる些細な偶然が重なり,なんとうっかり,その“偽”熱帯雨林に電話をかけてしまったのだ。

“偽”熱帯雨林の偽社員が電話に出た第一声を聞いた瞬間,すごく嫌な感じがした。保留にされている間に電話を切ろうか迷った。切るべきだった。やはり直感はいつも正しい。

弁明すると,いつもだったら,知らない連絡先からの着信は,必ず電話番号をインターネット検索し,おかしな電話ではないか必ず確認してからかけ直すことにしている。

しかしその時は,生業の予定がかなりキツキツで,倒しても倒してもわいてくるゾンビをとにかくぶったぎりまくるようなバイオハザード的状態が数日続いており,ただでさえボンヤリとしている頭が,輪をかけて使えない状態にあった。

あと悪いことに,その時わたしはたまたま,本物の熱帯雨林の課金サービスに支払いをする予定があった。つまり「心当たり」があったのだ。
それがなければ,みすみす電話を折り返すことは決してなかったと思う。

長くなったので続きは次回。
「“偽”熱帯雨林社員との攻防編」へ続く。


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