2017年12月31日日曜日

12.31 ありがとう2017。

なんとか諸々納め,ゴローさん(孤独のグルメ)の食べっぷりを拝みながら,ゆるゆる今年を見送っています。

2017年を一文字で表すなら「会」でした。
人,ものごと,考え方,自身の今後に大きく影響してくるような出会いの多い一年だったように思います。
お世話になった皆さま,ありがとうございました。

2018年のテーマは「形」。
今年得たこと,固まりつつあることを,「形」にしていく年にします。

一日一生。日々丁寧に。
来年も宜しくお付き合い願います。

今年は初めて穴八幡宮で一陽来復を頂いてきました。
一陽来復を御祭りできるのは,冬至と大晦日,節分の午前0時の三日のみ,その年に定められた方向に向けて,柱か壁のなるべく高いところに御祭りします。
失敗したら(うっかり落としたりしたら)お返ししないといけないらしい……
2017年,緊張納め。
2018年,初緊張。
皆さまも,よいお年を。




2017年12月30日土曜日

12.30 納めたい気持ちで胸がいっぱい。

アップルパイなんて作っている場合じゃないのにアップルパイをつくる俺。

美味しすぎて3つも食べてしまった。

お正月の準備が全くできていませんが,2日から旅立つので,今年のお正月は軽めでいいかな。

毎年思いますが,年末は一年の疲れが出るのか,慌ただしくもあるけれど,ちょっとぼんやりしてしまう。

今年はあまり出歩かなかったこともあり,静かな年の瀬です。

とりあえず今晩で,しごとを納める,納めたい,納めれば,納める時……

2017年12月25日月曜日

12.25 メリークリスマス★

教会へ行って,鳥とケーキを食べて,ラブアクチュアリーを観る。

クリスマスイブを満喫して,静かなクリスマスの朝を迎えました。

お天気もいいし,時間も空気もなんだかゆっくり。

すっかり休日のような気配ですが,あと一週間,もう暫し,シャキッと過ごします。

諸々悔いなく納めて,清々しく新しい年を迎えたい。今年こそ。(近年,仕事納まらずが恒例化しているため……)

とりあえず本日は稽古を納めます。

2つも念願の舞台を抱えて年が越せることの幸福よ。

感謝をこめて,メリークリスマス!

2017年12月22日金曜日

12.22 冬至本番。

かぼちゃと小豆のいとこ煮を。

去年は砂糖を入れるタイミングを誤り,小豆がカッチカチになったので,今年は反省を踏まえて小豆を煮た。(小豆が固いうちに砂糖を入れると,それ以上柔らかくならないそうな)

味付けは甜菜糖と塩と醤油を少々。
ほぼ素材のみの甘さで素朴なお味に落ち着きました。
小豆はとても身体によいらしいから,冬至でなくても摂りたい食べもの。

まだまだ寒い日は続くけど,ここからだんだん日が長くなる。

寒い寒いとぶつくさ言いながらも,それはそれで,なんだか寂しい。季節がひとつ,終わったような気がして。

季節を楽しむ気持ちでいれば,苦手だった寒さもなんだか愛しくなる。

この冬,あと幾つ遊べるだろう。

12.21 冬至イブ。

冬至は明日ですが,がまんできず柚子湯。

今年は,自身も家族も大きな病気せず,健康に過ごせました。

何よりも有り難いことです。

来年もみんなが健やかに過ごせますよう。

そんな願いと,自分のからだに感謝をこめて,湯につかる夜。

2017年12月9日土曜日

12.9 見えないものを見ようとして望遠鏡をのぞきこむ俺たち。

二度目のワークショップ。

共有したいことは確固としてあるのに,まだ言葉があまりにも未熟でもどかしい。

しかし,参加者の皆さんの寛容さと粘り強さに助けられ,某女史の言葉を借りると,建設的なもやもやタイムと相成った。
前回に引き続き多謝である。

今回は,前回試したグナワンさんの創作アプローチに,来春出演させて頂く身体の景色の俳優・演出家,岡野氏から学んでいるメソッドを,わたしなりに解釈・抽出して盛り込むことを目指した。

自分の,そして相手の身体が空間にさしこまれることで生まれるもの,意味や物語が生まれる以前の「何か」を,敏感に皮膚で察知すること。

自身もまだ絶賛開発中であるこの感覚を,参加者の皆さんと共感したくがんばってみたが,いやはや,難しい。

せめて参加者の皆さんに「何を掴もうとしたのか」が伝わっているとよいのだが……

このところ,

演劇は,見えないもの,聴こえないもの,触れられないもの,言葉にできないものを,そこに在らしめるためにある。

ということを,切に切に感じる。

演者のしごととは,

暗闇を視,静寂を聴くこと。

そして演者の身体とは,

見えないものを浮かび上がらせ,聴こえないものを響かせ,言葉にできないものを表出させる器。

嗚呼。

わくわくする。

器としての自身と,伝えるための言葉。

両方を磨いてゆきたい今日この頃。


2017年12月2日土曜日

12.2 橘始めて黄ばむ。

七十二候では,橘の葉が黄葉しはじめる頃。

12月に入ったので,クリスマスの準備をと思い,のそのそと近所の林へ。

いくつか,よさそうな緑を持ち帰る。
(落ちていたのを拾いました)

リースは難しいからスワッグを作ろうと思っていたのだけれど,案外形になった。

あとは飾りつけ。どうしようか。

もくもくと手を動かすのは楽しいな。

2017年11月27日月曜日

11.27 冬支度。

すでに冬なんだけれども。

冬支度の一環として,入浴剤を仕込む。

材料一式を瓶にいれ,日本酒を注いで二週間。「仕込み」というのもおこがましいほど簡単だ。

今回のレシピをメモ。

ラベンダー,ジャーマンカモミール・・・リラックス
マリーゴールド・・・炎症やかゆみの抑制
リンデンフラワー・・・発刊作用
オレンジの皮(生)・・・血行促進
タイム(生)・・・免疫力up

(生)以外はドライハーブ。
オレンジは無農薬のものが手に入らず,塩でごしごしよく洗った。

コスト的には(大事なことよね)2,000円弱。
約20回分の分量になるので,1回100円かからないくらい。コスパ的にも合格ラインでは。

二週間後が楽しみすぎる。

11.26 『人生フルーツ』

『人生フルーツ』を観る。

90歳の元建築家の夫と,87歳の妻。

四季と自然を愛し,蓄積された時間と,この一瞬一瞬を慈しむ暮らしぶりに,たびたびクスリと笑い,ところどころ涙が出て,観終わった頃には,ふわりと心が柔らかく丸くなった。

暮らしとは,生きることそのものだ。

どう暮らしたいかは,どう生きたいかということ。

じぶんの暮らしぶり,イコール「生きぶり」を省みよう。

動物としての人間は,ずいぶん不自然な存在であるのだから,そこをまず認める。

そして答えを,頭にではなく体に求める。

じぶんの肉体という「自然」を先ず慈しみ、育てていきたい。

そのための「暮らし」を,営んでゆきたいと思う。

2017年11月25日土曜日

11.25 もさもさパクチー。

パクチーがもさもさ元気に育っていてうれしくなる。

やはり好きだなあ土日の空気感。

いっぱい吸って,いっぱい吐いて,本日も機嫌よく。

2017年11月23日木曜日

11.22 じぶんを整理するための文章。

物騒な内容のまま更新していなかった。

有り難いことに,先月からかなりてんやわんやな日々が続いて,一日中家にいるのにご飯を食いっぱぐれるという謎な事態が発生するような有り様で,それもなんとか落ち着いて,今に至る。

つい自分で自分を忙しくするのは昔からの悪い癖だ。

根っからのマゾヒストなのか,ただの阿呆なのか。恐らく両方だ。

とりあえず,限界点を超えることで見える景色もあるが,心身の疲弊とその回復にかかる時間とお金,そして周囲へかける迷惑を換算するに,結果ややマイナス収支な気がする。

やはり,しっかり寝てきちんと三食頂き,朝晩スクワットをして,心静かに粛々と励むのが一番だ。

結局は日々の積み重ねでしかない。
今日のじぶんが過去最高のベストコンディション,ベストパフォーマンスであるよう努めたく思う。

とはいえ,楽しいことも色々あった。
また色々まとめようと思います。
架空請求事件の続編も,まあそのうち。



2017年11月3日金曜日

11.2 実録・架空請求書~心の隙間に届いたメール編~

架空請求トラブルなど,自分には関係ないと思っていた。
すまーとふぉんやら,いんたーねっとやら,よく分かっていない老親が巻き込まれなければよいがと常々思っていたが,人の心配をしている場合ではなかった。

あと,振り返ってみたら少々面白くもあるので(その時はすごく恐かったし,被害に遭われてる方もいるから面白がってる場合じゃないんだけど),恥を忍んで,ちょっとまとめてみたく思う。

先日,大手通販サイト・熱帯雨林(仮名)の社名を非常に巧妙に模した,“偽”熱帯雨林(仮名)からショートメールが届いた。

「課金サイトが未払いなので今日中に払わないと法的措置をとる。下記の番号に電話されたし」という内容だった。

普段ならもちろん無視する。しかし,あらゆる些細な偶然が重なり,なんとうっかり,その“偽”熱帯雨林に電話をかけてしまったのだ。

“偽”熱帯雨林の偽社員が電話に出た第一声を聞いた瞬間,すごく嫌な感じがした。保留にされている間に電話を切ろうか迷った。切るべきだった。やはり直感はいつも正しい。

弁明すると,いつもだったら,知らない連絡先からの着信は,必ず電話番号をインターネット検索し,おかしな電話ではないか必ず確認してからかけ直すことにしている。

しかしその時は,生業の予定がかなりキツキツで,倒しても倒してもわいてくるゾンビをとにかくぶったぎりまくるようなバイオハザード的状態が数日続いており,ただでさえボンヤリとしている頭が,輪をかけて使えない状態にあった。

あと悪いことに,その時わたしはたまたま,本物の熱帯雨林の課金サービスに支払いをする予定があった。つまり「心当たり」があったのだ。
それがなければ,みすみす電話を折り返すことは決してなかったと思う。

長くなったので続きは次回。
「“偽”熱帯雨林社員との攻防編」へ続く。


2017年11月2日木曜日

11.1 むこうからやってくる。

ここ数週間ほど「シリアルキラー」について考えていたら,例の事件が報道された。

彼が「シリアルキラー」なのかは,まだ調査中であるし,ここではなんとも言えないが,自分の頭の中に最近じめっと横たわっていた何かと妙な符号を感じ,少しぞわぞわした。

わたしは全く特殊な能力など持ち合わせていないし,カンも取り立てて冴えてる方ではないけれど,たまに,というか,割りにそういうことがある。その時頭のなかにあることが,現実社会で具体的な形になって現れることが。(でもわたしだけじゃないと思う。皆さんおありなんじゃないだろうか。言わないだけで)

そんな妙な符号の中でも,なにか大きなものが向こうからやって来た気がして,ゾクッとする時がある。

集合的無意識,とはまた違うんだけど,感覚としては近いのかな。

今回に関しては,いま考えていることをもっと考えなさい,と,いうことなのかな,と,勝手に思っている。

2017年10月19日木曜日

10.18 ドイツビール。

ふらりと入ったお店がアタリだった時の喜びたるや。

ぷろーすと
京王井の頭線・永福町駅 徒歩3分

ドイツビールのお店。
残念ながら来年の2月?3月?に閉店されるとのこと。
店内のオブジェやグラスに値段が貼られてフリーマーケット状態。
そちらも面白そうなものがたくさんあったけれど,今日は用事の前に寄ったので長居できず。

閉店までにまた行きたいなー。
行けるかなー。

2017年10月18日水曜日

10.17 すごいぞEchika。

表参道駅のEchikaはすごい。

おしゃれで美味しそうなものがたくさんある。

ガレットとかフォーとか美味しそうなお肉とかパンとかオムライスとか。

手軽なおつまみやシャンパンも。

ビールも色々種類があるし,居酒屋で飲むより安い。

へたにお店を探すより,ここでそれぞれ好きなものを買っておしゃべりしながらあれこれつまむ方が,安くて美味しくて楽しそう。駅超近ってか,駅だし。

今日はシンガポールライスを頂いてみた。

うむ。美味い。

困った時はEchikaだな。

2017年10月16日月曜日

10.15 生きてます。

最近まぢめに労働している。

結果怒濤の締切と締切と締切。

こう書くと売れっ子みたいだが,ちがいます。

お仕事ください。

今日は何とかがんばってマレビトの会観に行き(すごくよかったなあ),おやつにどーなつ食べました。

2017年10月13日金曜日

10.12 一時間知りませんか。

あれ

2時半だとおもったら

3時半だぞ

おかしい

おかしいなあ

どなたかおいらの1時間をごぞんじありませんか

どこかに落としたかもしれない

拾ったかたはお知らせください

お礼に1割さしあげますので

2017年10月10日火曜日

10.10 だるーん。

予定をまちがえた。

行くところをまちがえた。

慌ててとんぼがえりした。

もう疲れた。

今日のやる気エンプティー。

10.9 めげない。

来年の出演舞台のプレ稽古。

また己のポンコツ具合と向き合う日々が始まる……

超えるぞ,色々。

2017年10月9日月曜日

10.8 WS終了(感謝)

素晴らしく豊かな時間でした。

一片の言葉のモチーフから,どんな形で,どこまでイメージを膨らませることができるか。

そして各々のイメージを共有し,体現してみる。

あの時間,あのメンバーでしか生まれ得ない瞬間,物語の気配を,確かに感じました。

参加して下さった皆さんの発想力と柔軟さのおかげで,奇跡的なスムーズさで事が運び,わたしは本当に指をくわえて見ているだけという……。
参加して下さった皆さまには,本当に感謝です。

時間が限られていたので,今回は形にする(最後まで漕ぎ着ける)ことを優先し,そのために試行錯誤や熟考する時間が充分にとれなかったこと,わたし自身初めての試みだったのでディレクションに過不足があったことは反省。次に生かしたいと思います。

この“気配”を大切に,次に進みます。
自身の心と感覚を信じ,裏切らなければ,必ずかっこよいものが創れるはず。

とりあえず今日は出逢いと巡り合わせに感謝して。おやすみなさい。

2017年10月8日日曜日

10.7 ぬるい湯と冷水の日々。

明日はワークショップ。
じぶん主催のワークショップは久しぶりで,実は夢に見るほど緊張している。

先日参加した,インドネシアを代表する劇団テアトル・ガラシの俳優・演出家で,詩人でもあるグナワン氏のワークショップから着想を得た内容を計画している。

突然の声がけに集まってくれる俳優仲間,初めましての勇気ある方々,そして心強い協力者であるT女史に,心から感謝だ。
(もちろんきっかけを下さったグナワン氏と,関連するスタッフの皆様にも)

思えば,古巣を飛び出しぜんぶを無くして3年目が経つ。

長かったのか短かったのか分からない。

ただ遅々として,時に立ち止まりながら,まだ見えない何かをずっと追い求めるような日々だった。

何も持たないわたしに手をさしのべてくれた人,新しく出逢って仲良くしてくれる人,ずっと応援してくれる人,いつも傍にいてくれる人。

結局人に支えられてここまできた。

人は独りじゃないけれど,結局独りだ。

ぬるい湯と冷水を半々に浴びているような気が,いつもしている。

でもそれは,この先もずっと変わらない気がする。

独りじゃない心強さと,独りである厳しさが,どちらも必要なのだと思う。

明日は小さいけれど,わたしの中では大きな一歩だ。
一瞬一瞬,とにかく丁寧に向き合いたい。

2017年10月5日木曜日

10.5 極端。

急に寒くなり,

急に諸々入る。

それにしても,色々なことは,どうして一時にやってくるのか。

有り難いのはもちろんとして,

ほんとにふしぎ。

すんごーーーくヒマか,

すんごーーーくヒマじゃないか。 

100か0かのマイライフ。

しばしがんばろうー。

2017年10月4日水曜日

10.4 因縁の朝顔。

近所に自生している朝顔の種を頂戴してきた。

懐かしい。もっとぷりっと大きかった気がするが,あの頃はまだじぶんの手が小さかったからそう感じたのかもしれない。

いまはどうか知らないが,わたしが子供の頃,学校の理科の授業で朝顔をそだて,夏休みは家に持ち帰ってその生育状況を観察する,というのが定番で,夏休みの宿題は「朝顔の咲いた数を毎日記録につける」というものだった。

夏休みが終わり,クラスメイトの朝顔は,ほぼみんな例外なく数十の花を咲かせていた。100を超える猛者もいた。

そんな中,わたしの記録は,

4つ。

わたしは朝顔を持ち帰って即刻枯らしたのだ。

言っておくが,サボったわけではない。
サボる余裕もないほど彼は即刻枯れた。

誰か見てる訳じゃないのだから,ごまかしてもっと多目に申告すればよいものを,悪知恵の働かない無垢な6歳児は,「えっ?4つ?逆にどうやって?」とみんなに驚かれ,非常に恥ずかしい思いをしたことを妙にくっきり覚えている。

わたしの「火の手」が生来のものであることを認めざるを得ないエピソードだ。

しかし,わたしは諦めない。

咲かせて見せる今度こそ。

2017年10月3日火曜日

10.3 家事がたぶん好き。

この先2~3日分の出汁をひいて,鳥ハムなどをつくる。

たくさん頂戴したりんごでりんごケーキを焼く。

夕方天気が崩れるらしいので,慌てて洗濯物を干す。

床にモップをかける。ついこの前かけたばかりなのに,髪の毛と埃がわかんさか。

家事は好きだ。映画を流しながらだらだらやるのもいいし,無音の中できりりと作業にむかうのもいい。

この前「この世界の片隅に」を観たが,主人公のすずさんは,井戸まで水を汲みにいっていた。

かつて家事は片手間じゃできない大仕事だったんだな。

にわかにやるから「家事が好き」なんて言ってられるんです,わたしはきっと。

2017年10月2日月曜日

10.2 火の手ですが。

特別なことをしているわけではないのに,植物をみるみる育ててしまう人のことを「緑の手」,対して,どんなにちゃんと世話をしても枯らしてしまう人のことを「火の手」というそうだ。

わたしは恥ずかしながら「火の手」なのである。

植物は好きだ。ちゃんと世話もする。なのに育たない。枯らしてしまう。何が悪いのか本当に分からないのだが,とにかくダメなのだ。

少し前,わたしのパクチー好きを覚えていてくれた親戚のおじ様が,パクチーの種をくれた。

薪き時を調べると6月か9月とのことだったが,6月は機会を逸したため,9月を待って蒔いてみた。(もう10月だけど)

何でもパクチーは,発芽させるのが難しいとのこと。ただでさえ「火の手」なのに,そんなハードルが高いものに挑戦して大丈夫だろうか。

とにかく蒔いてみた。うまくいけば2週間ほどで発芽するらしい。ついでにチューリップとヒヤシンスも。(ヒヤシンスは水栽培)

みんなみんな,どうか無事に芽が出ますように……

10.1 ワイン、オイシイ、デスネ。

生まれて初めてほんとうの意味でワインを買った。

自然派ワインのワンダーランド,梅ヶ丘にある「リカーランドなかます」さんにて。

自然派ワインとは,ざーーーっくり言うと,ぶどうの栽培や,醸造方法など,できる限り自然に作られたワインのことを言う。(本当にざーーーっくりです)

穏やかな優しい笑顔に,ワインへの燃えたぎる情熱が見え隠れするダンディーなワンダーランドの国王は,
「ワイン,ワカラナイ,ハチミツノアジ,スキ」
と,ワインについて片言も話せない留学生(わたし)に,もったいないほど丁寧にワインについてレクチャーしてくださった。

雀の涙のお小遣いをはたき,持ち帰った一本。
詳しいワインの覚書もうれしい。
分かったような気になりながら,毎日少しずつ,わくわくと飲んでいる。

自然派ワインの素晴らしいのは,酵母が生きているから,あけてすぐ飲みきらなくても味の変化が楽しめるところ。
むしろ,いっぺんにのんだらもったいない。
(注:一概には言えないかもしれません。如何せん初心者なので情報の曖昧さはゴヨウシャください)

「オイシイ」以外の感想が述べられるようになることが,目下の目標である。

2017年10月1日日曜日

9.30 忘れ得ぬ男の話。

動物が好きなので,動物園が好きだ。

前回は自分の誕生日に行ったので,真冬だった。

しかも閉園時間ギリギリに行ったので,大体の動物が,寒さと疲労で覇気がなく,人間の方も同じくで,トラがひたすら壁沿いをうろうろ往復し,カワウソ三姉妹だけが,寒さに震える人間どもを嘲笑うかのように,スケルトンの水中トンネルを,愛嬌たっぷり勢いよく泳ぎまくっていた。

言うまでもないが,真冬の動物園はあまりおすすめしない。

今日は幸いにも秋晴れ,暑くもなく寒くもなく,絶好の散歩日和と相成った。

もちこんだタイ料理を,もっさりと繁りに繁った蓮の葉を眺めながらビールで流し込み,ゆっくりとカバやキリンなどを眺めた。

しかしトラは相変わらず,前回と同じ壁沿いを狂ったようにひたすらうろうろ往復しており,彼の精神状態にいささか不安を覚えた。

カワウソ三姉妹も,相変わらずの営業部長ぶりを発揮。
「カワイイ~」という黄色い歓声に動じないどころか,ギャラリーが増えると燃えてくるようで,ますます「カワイイ~」仕草を繰り出す。
この姉妹,相当あざとい。でもカワイイ。すごくカワイイ。なんか悔しい。

ところで,上野動物園でわたしが一番好きだった動物は,アメリカンバイソンだった。

支えるのも難儀そうな大きな体は,黒い岩,いや岩壁のようで,じっと静かに身動ぎもせず佇む姿は,悟りをひらいた賢者のようだった。

何を考えているのだろう。
独りぼっちで,身動ぎもせず。

彼のことをいくら見つめても,想像すらできなかった。
異質な,そこだけ時間が止まったかのような空気が,彼の回りには流れていた。

だけど彼は,わたしが少し長く動物園に行かない間に死んでしまった。

彼を超える男はまだ現れていない。
彼亡き今,わたしの中の上野動物園は,彼のことを偲ぶ場所だ。

誰よりも強く,しかしその強さを一度として行使することなく,プレリードッグたちと共に暮らし,静かに消えていった大きな大きな黒い塊。

上野動物園にはたくさんの動物がいるのに,なぜこんなに彼のことが気にかかるのだろう。彼がいなくなった今でも。

彼を思うと,少し涙が出る。おかしな話だ。

2017年9月30日土曜日

9.29 秋の夜長の独り言。

なんだかなー

まあじぶんも社会に適合できているか否かでいえば,「否」であるかもしれないが。

しかし,

毎日毎日満員列車に揺られることと,

生活は危うくとも嫌なことは決してやらないこと。

どっちもおかしいといえばおかしいし,

正しいといえば正しいし,

強いといえば強いし,

弱いといえば弱い。

結局は,自分で選んだことが,正しく強い。

それだけ。

そして,

起きてることはぜんぶ自分で選んでいる。

選ぶことから逃げず,選ぶことをごまかさず。

軽く明るく,ゆこう。

とりあえず,明日はお休み。ダッ!

2017年9月29日金曜日

9.28 もうすぐ9月が、

色々あっという間。

今年も残すところ三ヶ月。

振り返るにはまだ早く,でもそんなのんびりもしてられない。

やれることをやっていきますぞー。

2017年9月28日木曜日

2017年9月27日水曜日

9.26 ティースプーン一杯のアレ。

生まれて初めて生理痛になる。

痛い。座ってらんない。かといって寝ててもツライ。というか,これまでの腹痛と痛さの種類がちがう。

子宮の筋肉痛って感じ。

器官そのものが痛いって感じ。

正直生理痛なめてた。

生理痛ツライ~とのたまう女子たちに,タイヘンダネ~と返しつつ,つまりは腹が痛いってことだろ?とたかをくくっておりました。明日は我が身だったとは。

世の中の生理痛を知らないすべての人へ。

生理痛はツライです。
きっとあなたが思っている以上に。

ちなみに,30代になってから,つまり生理が始まってだいぶ経ってから,これまでなかった生理痛があった場合は,病院で診てもらった方がよいとのこと。

子宮筋腫や子宮内膜症の恐れがあるらしいです。

わたしのは,甘いものの食べ過ぎと自律神経の乱れだと思いたい(それもどうにかしろって話だが)。

イロイロタイヘンダヨー。

来月はいたくなりませんようにどうか……

ところで生涯分泌される女性ホルモンはティースプーン一杯程らしい。わたしはあとどんぐらい残ってんのかなあ。

2017年9月26日火曜日

9.25 猫と手練手管。

近所に野良猫が多い。

彼らとの距離を縮めたくてならないが,世知辛い世の中をサヴァイヴしているだけあって,彼らは警戒心が強く,これがなかなか難しい。

食べ物を持ち出すのは負けな気がする。

正々堂々と勝負したい。

いまロックオンしているのは,母黒猫とキジトラ兄妹だ。

母黒猫の名はみずなさん,キジトラ兄はきゃべつ氏,妹はパクチーちゃんと言う。

母黒猫は,恐らく自身も相当若い。
身体も小さいし,顔つきも幼い。
もちろん子であるキジトラ兄妹の方が,仔猫然とした顔をしているが,サイズはほぼ変わらない。

このヤンママ(死語だな)一家とお近づきになるべく,いま夜な夜ながんばっているところなのだ。

今日はパクチーちゃんとの距離が,少し縮まった気がする。

あと少しでお触りに至れそうな気がするが,性急に距離を縮めようとしてはダメだ。

あくまでさりげなく,気づいたら傍にいるのが当たり前になるまで,一定の距離を保ち,あたかも興味がないような素振りで……

なんかデジャヴだなと思ったら,これって恋愛だわ。

2017年9月25日月曜日

9.24 休日。

予定を入れないと決めた休日は大概,図書館へ行って本を5冊借りる。

ポール・オースターから向田邦子,湊かなえまで。

徒然に借りる。

中途半端な冊数借りると,何冊借りたか忘れるから必ず5冊。

そして喫茶店でコーヒーを飲みながら読む。

今日もすてきな喫茶店を発掘した。

節制中なのでケーキはがまん。

よい休日だった。

来週からまたがんばります。

2017年9月24日日曜日

9.23 適量が,分からない。

糖質の,摂りすぎ,制限,

小麦粉の,摂りすぎ,制限,

乳製品の,摂りすぎ,制限,

あれやこれやの,摂りすぎ,制限……


んなら一体どんくらいが適量なん?

という話に今日なった。

わたしは毎日一個ケーキを食べていますが……

やっぱりこれは,摂りすぎ,なんだろうか。なんだろうな。

おそらく最近そのせいで冷えが酷い。お腹にカイロが必須。

砂糖はてきめん身体を冷やす。

今日もらった外郎(二本)食べたら摂生するぞ。



2017年9月22日金曜日

9.22 気合いを注入~。的な。

気圧が不安定。な,気がする。

わたしは気圧の変動に弱い。多分。

特に前日の天気がよければよいほど,翌日崩れた時にくる。ように思う。

ちょっと調べてみたら,三半規管の弱い人は気圧の変化に弱い。らしい。

ふだんの生活の中で三半規管の強度を気にしたことはないが,確かに乗り物酔いするし,やっぱりちょっと,三半規管というやつが弱い。のかもしれない。

この手の不調は原因はぼんやりしてるし,横になってよくなるものでもないので,どうしたものかムズムズする。ような。

とりあえず,コーヒーと甘いもので己を懐柔し,乗り切る。のか?

とまあこんな日は,文章にもキレがない。方向。

9.21 風もないのにぶらぶらさせたい。

丹田。

お臍と腰椎3番と肛門を結ぶ3角形の中心部分……と言われてもポカーンだが,ざっくり言うと,お臍から指三本分下,その奥にあると言われている。

丹田の大切さは,演者として表に立つ人間だったら誰でも一度は耳にしたり,感じたことがあると思うし,演者ではなくたって丹田はとても大切。

丹田は,その人の存在感や,いわゆるオーラにも大きく影響する。だから「あたい……じぶんを変えたい!」という人は,整形するより丹田を鍛えた方がいい。

近ごろ会う人によく,「最近じぶんの中で演劇が武道化してきた」という話をしているのだが,わたしはいま,努めて丹田を鍛えている。

とりあえず毎日,鈴木メソッド(鈴木忠さんという演出家の方が考案された身体訓練方法)と,スクワット。

広くない台所で,ハッ!とかフッ!とかやっている。やかんとか鍋の横でやっている。

そのうちわたしの丹田は,ぶっとくでっかく立派になって,風もないのにぶーらぶらしだす予定だ。

2017年9月21日木曜日

9.20 1ヶ月書き続けていま思っていること。

この1ヶ月,毎日blogを更新した。してみた。


家から一歩も出ない日でも,何か書こうと思えば意外と書けるものだし,書こうとすることで深く考えたり整理できた事がらもあった。


わたしは昔から「文章を書くことが得意な人」と思われている。

子どもの頃からそうだった。作文は必ず学校代表に選ばれ,コンクールで賞を獲った。ほんとに。獲れなかった事はないと思う。


しかしそれは文章を書くことが巧いからではない。


何をどう書けば賞を獲れるか知っていたからだ。


わたしは感性豊かな才能ある子どもではなく,大人を見くびった小賢しい子どもだったのだ。


わたしは文章を書くことが巧いわけじゃない。才能があるわけでもない。ただ,賞を獲れる作文の書き方を知ってるだけ。
自分が一番よく分かっていた。
でも書き続けた。誉められるから。


それが自分にとって悪かったとは思わないし,後悔しているわけでもない。文章は書けば必ず上達する。子どもから現在にかけ書かせて頂いた,数えきれないほどの文章は,ひとつの例外なく,わたしの有り難い財産だ。


だけどわたしは,子ども時分のコンクール荒らしの経験で,“誰か”に合わせて文章を書くクセをつけてしまった。そしてその“クセ”は文章を書くことだけでなく,わたしという人格にまで影響を及ぼして(人格とその“クセ”,どちらが先なのか分からないけど)それによってずいぶん長いこと,もがき続けてきたように思う。


色々な呪いをかけられてみんな大人になる。
みんなその呪いをどうしてるんだろう。
戦うのか,諦めるのか,開き直るのか。
呪いとの接し方こそ,生きる姿勢そのものなのだと思う。
なにが良いとか悪いとかではなく。
正解,不正解とかでもなく。


とりあえずわたしは当面,
美味しいと,きれいと,楽しいは正義。
をモットーに,暮らしてゆきたいと思う。
誰に合わせるでもなく。
美味しいものを食べ,きれいなものに心を傾け,いまを楽しく。


以上がblogを1ヶ月毎日書き続けて,いま思っていることです。長くなってしまった……

また,しばらく書き続けます。
読んでくださっている方,ほんとにありがとうございます。

2017年9月20日水曜日

9.19 そんな秘密はいかんでしょう。

「愛してたって、秘密はある」の“本当の完結編”が,有料動画サイトのHuluで公開されるという事に対し,「なんやそれ!」という声がかなりあがっているらしい。

かく言うわたしもその一人だ。

日本テレビは,“本当の完結編”という表現が誤解を招いたが,物語はすでにTV放送で完結しており,Huluで配信されるのは主人公のその後を描いた“番外編”であると釈明したらしいが,「番外編?ああ,それならまあよろしいわ」という心境には,どうしてもなれない。

タイトル通り“秘密”をウリにしたドラマだから余計にまずかったのだろう。
「ホントの秘密はお金払わないと教えてあげないよ」
と,視聴者には聞こえてしまったんだと思う。

日本テレビの釈明通り,本当に,単なる後日談,ということなのかもしれない。
だとしたら尚更“本当の完結編”はまずいだろう。
何かそこに新たな秘密があるかのように,匂わせてしまっているもの。

楽しみにしていたドラマだっただけに,最後の最後で残念。だ。

2017年9月19日火曜日

9.18 おしよせておる。

今日は,

感動と,

挑戦と,

わくわくと,

ひとかけらの不安が,

忙しなく飛び交い続けた1日だった。

つまりのところ,

ワークショップのあれこれを段取り,

三鷹で風琴工房『アンネの日』を観劇し,

身体の景色『ハムレットマシーン』の読み合わせに参加し,

ずっとやってみたかったあることをやってみようと決めた。

言いたいことがたくさんありすぎるので,今日はなにも言いません。

ち   ん  モク

2017年9月17日日曜日

9.17 映画とジャンクフード。

今日は動物園でカワウソを見て,不忍池を眺めながらビールを飲む予定だったのだが,生憎の天気だったので映画の日と相成った。

この世界の片隅に

ムーンライト

ラ・ラ・ランド

沈黙-サイレンス-

ジャンクフードをむしゃむしゃやりながら,たまっていた見逃し映画を消化。

たまにはこんな日も。

それにしても,どうして映画を観ようと思うと,同時にジャンクフードが食べたくなるのか。

では最後にこれより,たかが世界の終わり,を観て本日の締め括りとします。

9.16 喫茶店探訪~珈琲ピース編

来月のワークショップの打ち合わせで,久々に新宿へ赴く。

「西口の近くに喫茶店あったよね。ホープだっけ?」

惜しい,ピースでした。

まあホープもピースも同じようなもんさね。

ドアを開けたとたんの,タバコのにおいがなぜか懐かしい。

レジにはお勘定係りの無愛想なマダム。

土曜の午後3時の新宿,しかも駅の目の前なのに,席にはじゅうぶん余裕がある。

仲間探しの旅に出るはなむけに,ホットケーキを注文する。

シンプルで,ふつうの,だけどふわふわで,ちゃんと美味しいホットケーキ。

なんとなく,丸ぁるい気持ちになる。

地に足つけて,志は高く,丁寧に,感謝を忘れず,じぶんなりにやろう。

ピース。

珈琲ピース
http://www.h3.dion.ne.jp/~co.peace/

2017年9月15日金曜日

9.15 いま,ちびっています。

来年参加させて頂く舞台の第二稿を頂戴した。

来週読み合わせで,まだ自分の役が決定したわけではないが(多分),読み合わせに際して頂いたお役に,いま,正直ちびっている。

とんでもないお役を頂いてしまった気がする。

常々,

「台詞なんて最低限でいい。究極には無くていい。演者の身体と呼吸だけで凡て伝わる表現をおいらは目指すのだ」

などと偉そうに宣っていたが,実際それに挑むとなると,ちびる。

果たしてこれは,ようやく目指す表現に挑めるうれションなのか,それとも,じぶんの木偶の坊ぶりをさらけ出すことにびびっているのか。

しかし,わたしにとってまたとない重要な機会,そして挑むべくして与えられた運命的な機会だということはまちがいない。

ちびっているが,おいらはやるぞ。押忍。

9.14 ヒゲを生やして山を登る。

劇作家の某氏と「執筆作業をどこでやるか」という話になった。
そう言われれば,だいたいいつも,ある一定のパターンがある。


第一段階:アイディア出し

静かで落ち着いている喫茶店。
テーブルが広く,隣の席との間にある程度余裕があるのが望ましい。
コーヒー一杯の値段は高め。
席料と思い割り切るが,この段階が長引くと,財布にそこそこのダメージを食らう。イメージ:チェーン系高級喫茶店。椿屋珈琲店など。


第二段階:作業前半

そこそこ雑音のあるセルフサービス系のカフェ。
テーブルは狭くても構わないが,コンセントがあると安心。
コーヒーの値段はまちまちだが,一番安いブレンドを頼めば300円ほど。
軽食やちょっとした甘いものも気軽にとれる。
イメージ:スタバ,ドトール,エクセルシオール,ベローチェなど。


第三段階:作業後半

気兼ねなく長居できる場所。
深夜まで開いているファストフード店,もしくはファミレス。
その気になれば食事もとれる。
コーヒー一杯,もしくはドリンクバーでやり過ごすことができればこんなに安上がりなことはないが,「自分へのご褒美」というマジックワードに財布のヒモが弛みがち。
イメージ:マクドナルド,モスバーガー,デニーズ,サイゼリヤなど。


第四段階:締め切り三日前以降

家。
トイレと冷蔵庫への数歩が唯一の気分転換。
自分を熟睡させないため床で寝る。
納豆ご飯で生命維持。
頭に血が上るからか,頭皮から脂が分泌され髪の毛べたべた,地肌が痒くなる。
ヒゲが生える。


最近でこそ,自宅が一番落ち着くという事もあり,外で作業することはめっきり減ったが,それでもその時々で,はかどる場所や状況がまちまちであることは確かだ。

とりあえず,執筆が佳境になるとヒゲが生えてくるということだけは変わらない。
できるだけ気をつけたいが,ヒゲが生える代わりにいいものが書けるなら,迷わずボーボーになる覚悟で今後も臨みたい。