友だちが,忙しくてお花見する余裕もないだろうからと,桜の写真を送ってくれた。
会っていない時でも,じぶんのことを考え,案じ,祈ってくれるひとがいることに,とても心を強くした。
ついつい,たくさんのものが欲しくなるけれど,そのたくさんのものを束にしても敵わないものを,ほんとはもう持っている。
友だちが,忙しくてお花見する余裕もないだろうからと,桜の写真を送ってくれた。
会っていない時でも,じぶんのことを考え,案じ,祈ってくれるひとがいることに,とても心を強くした。
ついつい,たくさんのものが欲しくなるけれど,そのたくさんのものを束にしても敵わないものを,ほんとはもう持っている。
昨日,生まれてはじめて,ケータイを呑み屋に忘れました。
全然酔っぱらってなかったのに,フツーに忘れました。
だけどとても幸運なことに,ご一緒していた方に保護され,ぶじ手元に帰ってきました。
今日は,先生の日でした。バスで行こうと,予定よりかなり早く家を出ました。
ところが事故渋滞で全く進まず,あきらめて地下鉄に乗り換えました。
地下鉄は,ドア点検があったとかで,少し遅れていました。それでもバスよりはマシだわと,乗り換えたじぶんの英断に心の中で拍手を送っていると,ひとつ前の駅で非常停止ボタンが押されたとかで,今度は地下鉄が動かなくなりました。
一応今日は先生だから遅れるわけにはいかないし,万が一遅れるにしてもケータイがないから連絡できないし,少々ジリジリしましたが,ほどなく地下鉄は動き,なんとかぶじ,目的地に着きました。
なんならレッスン前に,あんこクロワッサンを食べるぐらい余裕のよっちゃんでした。
それにしても,全てがかなり際どい状況にも拘わらず,華麗にかわす我が身の運の良さよ。
それとも,知らず知らずのうちに,潜在意識がスリルを求めているのか。
とりあえず,要らんスリルは要らんです。
大人しく寝ましょう。
来週から当分息つく暇もなさそうなので,今日は昼間ぷらっと出かけました。
世田谷美術館でやっていた「パリジェンヌ展」を見に。
『空観』のお稽古で,絵のイメージを身体表現に起こし,グループでその絵を表現するというワークを何度かやったのですが,それがとても面白くて,絵の見方も以前より豊かになった気がします。
そしてやはり,実物を見るって大事ですね。
“パリジェンヌ”と言うだけあって人物画が多かったですが,特に目の表情や光は,やはり実物を見ないと分からないのだなと改めて思いました。
桜もきれいだったし,お花見してる人はみんな幸せそうだったし,よい時間でした。
今日は,『ハムレットマシーン』の稽古が少し早く終わりました。
いつものように,れいちぇるさんと一緒に帰っていたのですが,別れ際になり「ケーキが食べたい」と呟いたために,ケーキを求め,雨の新宿をさまようことに……
呟いたのはもちろんわたしです。
れいちぇるさんは,青☆組さんという,丁寧で温かい作品を創っておられる劇団の女優さんです。
れいちぇるさんが,
「今年は九紫火星は八方塞がりらしく,あまり良いことがない」
というようなことをおっしゃるので,
「れいちぇるさんは徳が高いので大丈夫です」
と申し上げました。
ちなみにわたしも九紫火星ですが,ゲッターズ飯田の占いでは「今年は良いことしかない」とありましたので,そちらを盲信することにしています。
そんな話から調子にのったわたしは,れいちぇるさんに,悲しくなった時に自分の良いところを100個書いてるノートをお見せしたりしました。
あぶない奴だと思われたかもしれないので,少し後悔しています。
それでもれいちぇるさんは,今度,赤羽とピザとお寺に行く約束をしてくれました。
前々から分かってはいましたが,本当に優しい人なんだと確信しました。
ここまで,れいちぇるさん,れいちぇるさんと言っておきながら,写真はれいちぇるさんでなく,れいちぇるさんと一緒に食べたミルフィーユです。
そんなわたしたちが奮闘している『ハムレットマシーン』,本番まで二週間を切りました。
まだまだ,攻めなければと,今日の稽古で思いました。
ミルフィーユも食べたし,がんばるっぺ。
↓↓詳細はコチラ↓↓
身体の景色『ハムレットマシーン』
※過去のエントリーにとびます。
東京は幻でできている。
そこで生きてる自分も,実は幻なんじゃないかと思う。
時々,無いものを必死で探しているような気分になる。
それでも生きていることを許してくれるのが東京で,だからわたしは,東京に甘えてるのかもしれない。
東京に出てきた日,わたしは童話に出てくるみたいな藤編みのトランクを提げて不動産屋の前にいた。
中にはクマのぬいぐるみが入っていた。
ぬいぐるみを入れたのは自分なのに,黙っていれば誰に知られるわけじゃないのに,
わたしはそのことが,すごく恥ずかしかった。
でも今日はなんとなく,これまでの(いろんな意味で)痛かったことが,なんとなく愛しく感じる。
恥ずかしいのは,痛々しいのは,わたしだけじゃないんだと,そう思えることで少しだけ救われた気になる。
「ほかの街では、夢を見ることができない。ほかの街では、息をすることもできない。
そう思いながらも、ときどき東京にいることに息苦しさを感じて、どこかに行きたくてたまらなくなって、知らない街に行くとほっとする。」
『東京を生きる』雨宮まみ
藤編みのトランクはいつの間にかなくなって,クマのぬいぐるみは実家に送り返した。
そしてわたしはまだ東京を生きている。
春の分けいる隙のない,生憎のお天気。
暦の上では「雀始めて巣くう」とされる日ですが,これではさすがに雀のお家も着工中止かな。
そして今更ですが,Twitterを始めてみました。
数年前にやっていた時期もあったのですが,SNSとの距離の取り方がどうにも分からなくなってしまって,止めてしまいました。
今もこのblogとInstagramでお腹いっぱいではあるのですが,参加している作品に興味を持って頂けるきっかけが少しでも増えればと思い,始めてみた次第です。春分の日だし丁度いいかなと。
マイペースに,やっていこうと思います。
写真は本日の一枚,雪をまとったお花たち。寒そうでかわいそうだったけど,宝石のようでした。
Twitter
遊貴まひろ
@sekairecord
今月唯一の休日がこんな空模様&寒さだなんて,誰が予想しただろう……
うきうきと,あれをしようかこれをしようか思いを巡らしていましたが,先週は体調も崩しがちだったし,これは家で大人しくしていなさいよということかなと思い,何をするでもなく相棒再放送などをぼんやり観て過ごしました。
あ,春分の日を前に,本の断捨離をしました。
読み返すかな~と迷う本は,思いきって捨離しました。
昔は引越屋泣かせな本の量でしたが,今はもう,確実に何度も読み返すであろうというものしか手元には置きません。
そして,本を売ったお金で足つぼマッサージをしてもらいました。
耳のツボが激痛でした。
前もそうだったんだよな。
なぜ耳……
あと,昨日コーヒーミルが我が家にやって来たので,豆をひいてコーヒーを淹れました(正確にはカフェオレ)。
なにをするでもない一日だったなあと思ったけど,書き出してみると,それなりに活動してますね。
さて,稽古の予習復習をして,今日は早めに寝ます。
数日前から顔面が割れそうなほど痛いという珍症状に悩まされており,堪り兼ねて病院へ行きました。
おかげさまで,どこかが痛いなんてこと,ほとんど経験しないまま生きてきたので,今回のすさまじい激痛には,自分の身体の中で何が起こっているのかと震えましたが,どうやら深刻な病気などではないようで一安心。
薬も頂戴し,今日一日安静にしたら,だいぶよくなりました。
それにしても,本当に壮絶な痛みだった……。
痛みってすごいですね。
それで全ての行動や思考が支配されてしまう。
なんかもう,気軽に「腰イターイ」とか言うの止めようと思いました。
痛いってのは,ほんとに痛いんだからな!!!
他はすこぶる健康だし,心も前向きだし(各方面にご迷惑やご心配をおかけして凹んではいるけど),痛みも,おおごとになる前に身体が出してくれたサインだと思って,また元気に明日から,稽古やら何やらがんばりたいと思います。
終日稽古が続くので,こちらは徐行運転になりますが,また作品のことも,ぼつぼつご紹介して参ります。
春ですが。
恥ずかしながら体調不良で。
頭痛とか吐き気とか。口の中も痛いし。
こんなの本当に久々です。
感覚的には,ちゃんと休めばすぐ治るやつだという確信があるのですが。
それがいまはなかなか……。
むーむむむ。
昨夜はたぶん疲れから,じぶんの心の弱い部分がぺろんと出てしまい,一睡もできなかった。
孤独の中で戦いながらも,それを楽しむ気楽さみたいなものも,忘れてはいけないな。
つい気難しくなるのは,悪い癖だ。
きらくに,たのしく,きげんよく。
ここ最近,じぶんの放った言葉の端々に,よくない意味でどきっとすることがしばしばあって,時々少ししゅんとした。
とっさに出る言葉は恐ろしい。
じぶんが本当の考えや,本当はどんな人間であるのかが,浮きぼりにされ,突きつけられる。
でも,そんなことが幾つか続くうち,
もっともっと,努めて,言葉にしていきたいとも思うようになった。
またしゅんとするかもしれない。
誰かを傷つけるかもしれない。
ばかだと思われるかもしれない。
それでも。
言葉を出すと言うことは,世界に触れるということ。
誰のものでもない,じぶんの世界に触れるということ。
その形や色や感触を確かめるということ。
時に寒々とした思いをしても,
わたしはじぶんの世界を,じぶんの居心地のいいように,大切な人たちにも居心地よく感じてもらえるように,少しずつでもよりよくしたい。
だから臆せず,
言葉を出していこうと思う。
世界に触れていこうと思う。
じつは数日前,何もしていないのに急に片足の膝に激痛が走り,動くことも立つこともできなくなってその場にへたりこむ,ということがあり,ちょっと怖くなってしまって自主稽古をお休みしていたら,案の定,筋肉と関節が硬くなってしまった……
日々の積み重ねは遅々かつ微々。
しかし失う速さと大きさたるや。
こつこつは大切。ほんとうに。
ヒヤシンス,がんばって咲いてます。
日暮里d倉庫主催の現代劇作家シリーズvol.8参加作品。
初期型との二本立て上演となります。
身体の景色による唯一無二の“息のドラマ”を,この機会にぜひご体験ください!
身体の景色
『ハムレットマシーン』
@日暮里d-倉庫
作:ハイナー・ミュラー
構成・演出:オカノイタル
出演:
宇田奈々絵
大迫健司
大西玲子(青☆組)
オカノイタル
小田さやか
紫藤祐弥
辻川ちかよ
福寿奈央(青☆組)
牧野隆二(SPAC)
遊貴まひろ
ドラマターグ:田中圭介
音楽:松田幹
衣装:杏子
日程
4月
7日(土) 19:00
8日(日) 14:00 / 19:00
チケット
前売 2,500円 ― 学生 2,200円
当日 2,800円 ― 学生 2,500円
★学生は要学生証
出演団体が多数ございますので,チケットのお取り置きは,下記のアドレスまでご連絡頂けますと幸いです。
mail→yukima.sekai★gmail.com
(日時,お名前,枚数を明記頂き,★を@に変えて送信をお願い致します)
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ハイナー・ミュラー は旧東ドイツの作家で「ハムレットマシーン」は1977年に書かれた戯曲。
20世紀の情勢をシェークスピアの「ハムレット」に重ね、様々な作家の言葉を引用しつつ、隠喩を交え、象徴的に描いています。
前衛劇と呼ばれております。
また難解の代名詞のようにも言われたりしています(従来のドラマ形式を解体しているため確かに読み辛いです)。
身体の景色は2017年夏、WSオーディションを行い、その後数ヶ月をかけ、言葉・身体・呼吸・空間を、俳優たちとゆっくり共有して参りました。
構築してきた手法・構造を生かし、又新たな挑戦も織り交ぜつつ、難解と評されるこの「ハムレットマシーン」に迫ります。
(身体の景色HPより)
確定申告が終わらなかった。
マイナンバーカードの住所と今住んでる家の住所がちがうため。ガッデム!
この二日は少しゆるゆるしようと決めていたけど,緊張を要する打ち合わせがあったり,何も考えずに観れる映画を観るつもりで何故か『ダンケルク』を観てしまったり(ホントに怖い映画だった……),はす向かいのアパートが取り壊し中で一日中凄まじい音がしていたり,まあそれらのことを差し引いても隙あらば稽古のことを考えてしまうし,なんだか逆に疲れた。
うーむむむむ。あんまりすっきりしない。
こういう時はあれやこれや考えずに目の前のことを一つひとつこなしていくに限る。
ふう。
演劇の稽古をしていると,知らない街に行く機会がたびたびあるのだけれど,その度に必ず調べるのが,純喫茶と銭湯。
すてきな純喫茶や銭湯がある街だとわくわくして,稽古場へ向かう足どりも軽くなるから不思議。実際にそこへ行くかは別として。
明日はとても大切な打ち合わせが2つもあるが,資料作成とおなじくらい,打ち合わせ場所である純喫茶のリサーチにも余念なし。
大切な話は,心地よい場所でしたいじゃないですか。
写真は新橋駅前の「ニュー新橋ビル」という,その名前の時点で全く“ニュー”じゃない雑居ビル内にある「カトレア」で食べたサンドウィッチ。なんだか細いサンドウィッチ。
鉢が小さすぎるという飼い主(?)の凡ミスのため,緊急移植を余儀なくされた,にょき太郎
。
しばらく沈黙を守っていましたが,ここにきて成長のきざしが。
よかった……。危ない目にあわせてすまなかったよ。
また新しい一週間,新たながんばりどころがぽつぽつと。
集中して楽しんで乗りきりましょう。
にょきり。
演劇を始めたばかりの頃,右と左どころか上も下も分からない頃に出会ったヒンドゥー五千回。
ヒンドゥーの兄貴たちはみんなとても優しくて面白く,なにより扇田さんの創る世界はめちゃくちゃかっこよく,当時18才だったわたしは,いつかヒンドゥー五千回に呼んでもらえるようにがんばろうと,密かに心に誓った。
だけどいつのまにかヒンドゥーは公演を打たなくなった。わたしも所属していた劇団が解散したり,インチキ社長秘書をしながら隙をみて舞台に出たり,じぶんで公演を打ったり,そうこうしているうちに数年が経った。
だから,まさかここにきて,こんなことになろうとは。もちろん,ものすごーくうれしい。それと同時に,なーんかへんな感じもする。
かつて声をかけることもままならなかった初恋のお兄さんとデートしているような。言ってみれば,そんな感じ。
ヒンドゥー五千回,7年8ヶ月ぶりの最終公演。
あの頃とはちがう,たくさんのこと。
あの頃とそう変わらない,いくつかのこと。
どちらも大切に,いまを生きたいと思います。
★★★
ヒンドゥー五千回最終公演『空観(くうがん)』
構成・演出:扇田拓也
@座・高円寺
【日程】
4/25(水)19:30
4/26(木)13:00★ / 17:00
★印=終演後、扇田拓也+ゲストによるアフタートークを予定。
※開場は開演の30分前、受付開始は開演の60分前です。
※開演時間を過ぎますと、すぐにお席にご案内できない場合がございます。
【出演】
中田春介
宮沢大地
中村シユン
森啓一朗(東京タンバリン)
伊東 潤(東京乾電池)
森谷ふみ(ニッポンの河川)
岸野健太(てがみ座)
中台あきお
中澤聖子
東谷英人(DULL-COLORED POP)
大塚由祈子
菊池夏野
椎名茸ノ介
神保良介
関 裕行
平 桃子
谷田奈生
宮本愛美
遊貴まひろ
久我真希人(ヒンドゥー五千回)
扇田拓也(ヒンドゥー五千回)
【チケット一般発売日&料金】
日時指定/全席自由席
前売 4.000円 当日 4.200円 学割 2.500円(前売・当日共/要学生証提示)
↓↓ご予約はこちら↓↓
http://ticket.corich.jp/apply/89468/023/