2018年7月30日月曜日

7.29『世 界のはじ の穴』作品の豊かさについて。

音響のけにーから、作品のとある部分について、
「あれはどういうことを表しているの?」
と質問された。

「あれは、彼女が重荷を背負い、引きずりながら、ここまで歩いてきていることを表してるんだよ」
とわたしは答えた。

けにーは、
「なるほどね。でもそれは、これまで重荷を背負って生きてきた人は分かるかもしれないけど、そういう経験がない人には、分からないかもしれないよね」
と言った。

成る程、と思った。

しかしそれこそが、伝わる、伝わらないも含めて、作品の“豊かさ”なのではないかと思った。

絶対笑える。絶対泣ける。

「絶対観客にそう感じさせる」ということは、簡単じゃない。大変なことだ。

しかし、今回わたしたちが創っている作品の“豊かさ”は、全く別のところにある。

お客様によって、気になるポイント、印象に残る部分は、きっと様々だろう。

その「様々具合」こそが、わたしたちの目指す豊かさであり、そこから、お客様それぞれの中で広がるイメージ、物語こそ、わたしたちがお届けしたいものに他ならない。

ご覧頂いた数だけ、作品の風景がある。
願わくばその風景が、長く深く残るものでありますように。

8/2(木)から始まります。
ご来場、お待ちしております。

★★★

sekaire:cord vol.4
『世 界のはじ の穴』

暗闇の中、独り穴を掘り続ける男。
男には記憶がない。
ただ男は知っている。自分がその穴を掘り続けなければならないということを。
sekaire:cord4年ぶりの新作は、リアルとイメージの境界を往き来する現代の寓話。
  
構成・演出 遊貴まひろ

出演 
高橋和久 
タカミナオミ(みつあみ)
谷村実紀 
橋本和加子(バストリオ)
堀山俊紀 
遊貴まひろ

【公演日程】
2018年8月2日(木)~5日(日)

2日(木)19:30
3日(金)19:30
4日(土)14:00★ 19:00
★14:00の回に、演出家・扇田拓也氏×主宰・遊貴まひろのアフタートークを予定
5日(日)13:00 18:00

受付は開演の30分前、開場は20分前。

【会場】
プロトシアター
http://prototheater.la.coocan.jp/index.html

【チケット料金】
前売:3000円  当日:3300円
(全席自由・税込)

↓↓こちらのURLからご予約頂けます↓↓
https://481engine.com/rsrv/pc_webform.php?d=b6949e61a3&s=&

【HP】
http://sekairecord.strikingly.com/

【Twitter】
https://twitter.com/sekaire?s=09

2018年7月25日水曜日

7.24 『世 界のはじ の穴』間もなく。

稽古やら、制作業務やらで、立ち止まる暇もなく、1ヶ月が過ぎてしまい、呆然としておるところです。

くちびるにはヘルペス。本番前の風物詩。

来週、4年ぶりの新作となる『世 界のはじ の穴』が、本番です。

あと一週間。
静かで、生々しく、熱い空間と身体をお届けするために、とにかく全力で。

★★★

sekaire:cord vol.4
『世 界のはじ の穴』

暗闇の中、独り穴を掘り続ける男。
男には記憶がない。
ただ男は知っている。自分がその穴を掘り続けなければならないということを。
sekaire:cord4年ぶりの新作は、リアルとイメージの境界を往き来する現代の寓話。
  
構成・演出 遊貴まひろ

出演 
高橋和久 
タカミナオミ(みつあみ)
谷村実紀 
橋本和加子(バストリオ)
堀山俊紀 
遊貴まひろ

【公演日程】
2018年8月2日(木)~5日(日)

2日(木)19:30
3日(金)19:30
4日(土)14:00★ 19:00
★14:00の回に、演出家・扇田拓也氏×主宰・遊貴まひろのアフタートークを予定
5日(日)13:00 18:00

受付は開演の30分前、開場は20分前。

【会場】
プロトシアター
http://prototheater.la.coocan.jp/index.html

【チケット料金】
前売:3000円  当日:3300円
(全席自由・税込)

↓↓こちらのURLからご予約頂けます↓↓
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2018年6月20日水曜日

6.20 『世 界のはじ の穴』やってます。

『世 界のはじ の穴』、早くも稽古の三分の一が過ぎようとしています。

台詞もなく、物語もなく、イメージを保有した俳優の身体から始める。

簡単に言うと、そんな試みを、いま、しています。

つい、台詞やストーリーに逃げたくなる気持ちをぐっと押さえて、ひたすら丁寧に互いの身体から滲み出る気配をやりとりし、イメージを膨らませ、共有する。

そんな稽古を続けています。

時にもどかしく、怖くもあります。
俳優の皆さんは、わたし以上にそう感じているかもしれない。

でも、稽古で息を飲むすばらしい瞬間が生まれるたび、じぶんの直感はまちがっていないと感じます。

どうかどうか、いらしてください。

★★★

sekaire:cord vol.4
『世 界のはじ の穴』

暗闇の中、独り穴を掘り続ける男。
男には記憶がない。
ただ男は知っている。自分がその穴を掘り続けなければならないということを。
sekaire:cord4年ぶりの新作は、リアルとイメージの境界を往き来する現代の寓話。
  

構成・演出 遊貴まひろ

出演 
高橋和久 
タカミナオミ(みつあみ) 
谷村実紀 
橋本和加子(バストリオ) 
堀山俊紀 
遊貴まひろ

【公演日程】
2018年8月2日(木)~5日(日)

2日(木)19:30
3日(金)19:30
4日(土)14:00 19:00
5日(日)13:00 18:00
受付は開演の30分前、開場は20分前。

【会場】
プロトシアター
http://prototheater.la.coocan.jp/index.html

【チケット料金】
前売:3000円  当日:3300円
(全席自由・税込)

↓↓こちらのURLからご予約頂けます↓↓
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【お問合せ先】
sekairecord★gmail.com
(★を@に変えて送信下さい)

2018年6月2日土曜日

6.1 あわあわと6月。

先月は1日も更新しなかったという恐ろしさ……

半年にわたる稽古を経た公演が,ふたつ,無事に終わり,腑抜けになってはならぬと,努めてぱきぱき動いていたら,体のあちこち,目やら首やら,これまであまり反旗を翻したことのないような部位の調子がにわかに悪くなったりして,でも横浜でバラを見たり,高校生ぶりに登山をしたり,楽しいこともそれなりにあった先月でした。

そして6月。6月です。

2ヶ月後には,四年ぶりの新作公演が控えています。

出演してくれる俳優諸兄姉が,ほんとにみんな素晴らしいのです。こうなった以上,何がなんでもよい作品に育て上げなければ。という気持ち。

面白いのが,みんな,俳優としての出自もキャリアも,活動のフィールドも,全然ちがうということ。きっと興味も好きなものもいいと思うものも,全然ちがう。

こんな統一感のない座組滅多にない。その点には割りと自信ある。

この人たちを混ぜ合わせたら一体どうなってしまうのか。

恐ろし面白い。

ヒヒン。

2018年4月17日火曜日

4.16 瀕死の背中とすずらん。

糸子さんのマッサージに行く。
わたしの背中に触った糸子さんは言う。

「何これ?!死ぬような思いでもしてきたっ?!!」

うーむ,してきた,かもしれないある意味。

糸子さんのおかげで,背中が二倍ぐらい広くなった感じ。

ちょっと塞ぎがちだった心もふくらんだ感じ。

帰り道,すずらんが咲くのに立ち止まる。

あーあ,そういえばこの前すずらんを買い損ねたんだったなァと思って,それが一年前のことだったとはたと気づき驚愕。

今年は必ず買おうすずらん。

帰って,魚沼産コシヒカリ,葱の味噌汁,塩鮭,ポパイエッグ,たらこ。

当たり前のことが特別。今はそういう時期。

とりあえず今夜はよく眠る。

2018年4月15日日曜日

4.14 もうすぐ本番です。(その2)

前回の更新から10日も過ぎとる……!(ぶるぶる)

身体の景色『ハムレットマシーン』無事終演しましたありがとうございましたと申し上げる間もなく,ヒンドゥー五千回『空 観』の稽古に突入,あまりの余裕のなさに,つい日々の記録も疎かに。

ならばこうして文章を綴っているのは余裕が出てきたからかと言われたら,全っったくそんなんではなく,ふと一旦立ち止まってみるための,口実,手段としての文字書き。

演劇を始めてからずっと比較的演劇のことばかり考えてきたけれど,この半年は富みに,生命維持に必要な最低限の事柄・時間を除いて,全てが作品と共にあったように思う。

思えばなんたる幸せ。これも自身の健康と,家族の理解(と健康),友の声援あってこそと,全方位的に合掌しつつ,あー沖縄行きたい,沖縄でアレしてコレしてと,稽古帰りの夜道をてくてくしながら夢想。欲尽きぬ自分に脱帽。

ヒンドゥー五千回『空 観』(空と観の間が一文字ぶん空いてるのがポイントよ)間もなく本番也。

2018年4月4日水曜日

4.3 もうすぐ本番です。

『ハムレットマシーン』,お稽古も,明日を含めて残すところあと2回となりました。

半年稽古しても,まだまだ届かないこと,足りないものが,次から次に押し寄せ,悔しかったり,もどかしかったり。

繊細で在るためには,強くなければならない。
強く在るためには,繊細でなければならない。

げに表現の道は人の道,ですね。

おかげさまで,初日は完売となりました。
8日(日)14時の回も残りわずか,しかし同日19時の回は潤沢にお席ある模様です。

春うららの日暮里に,ぜひお運び下さいませ。

2018年3月30日金曜日

3.29 この春いちばんきれいな桜。

友だちが,忙しくてお花見する余裕もないだろうからと,桜の写真を送ってくれた。

会っていない時でも,じぶんのことを考え,案じ,祈ってくれるひとがいることに,とても心を強くした。

ついつい,たくさんのものが欲しくなるけれど,そのたくさんのものを束にしても敵わないものを,ほんとはもう持っている。

2018年3月29日木曜日

3.28 要らんスリル。

昨日,生まれてはじめて,ケータイを呑み屋に忘れました。

全然酔っぱらってなかったのに,フツーに忘れました。

だけどとても幸運なことに,ご一緒していた方に保護され,ぶじ手元に帰ってきました。

今日は,先生の日でした。バスで行こうと,予定よりかなり早く家を出ました。

ところが事故渋滞で全く進まず,あきらめて地下鉄に乗り換えました。

地下鉄は,ドア点検があったとかで,少し遅れていました。それでもバスよりはマシだわと,乗り換えたじぶんの英断に心の中で拍手を送っていると,ひとつ前の駅で非常停止ボタンが押されたとかで,今度は地下鉄が動かなくなりました。

一応今日は先生だから遅れるわけにはいかないし,万が一遅れるにしてもケータイがないから連絡できないし,少々ジリジリしましたが,ほどなく地下鉄は動き,なんとかぶじ,目的地に着きました。

なんならレッスン前に,あんこクロワッサンを食べるぐらい余裕のよっちゃんでした。

それにしても,全てがかなり際どい状況にも拘わらず,華麗にかわす我が身の運の良さよ。

それとも,知らず知らずのうちに,潜在意識がスリルを求めているのか。

とりあえず,要らんスリルは要らんです。

大人しく寝ましょう。

2018年3月25日日曜日

3.24 パリジェンヌ見てきた。

来週から当分息つく暇もなさそうなので,今日は昼間ぷらっと出かけました。

世田谷美術館でやっていた「パリジェンヌ展」を見に。

『空観』のお稽古で,絵のイメージを身体表現に起こし,グループでその絵を表現するというワークを何度かやったのですが,それがとても面白くて,絵の見方も以前より豊かになった気がします。

そしてやはり,実物を見るって大事ですね。

“パリジェンヌ”と言うだけあって人物画が多かったですが,特に目の表情や光は,やはり実物を見ないと分からないのだなと改めて思いました。

桜もきれいだったし,お花見してる人はみんな幸せそうだったし,よい時間でした。

2018年3月24日土曜日

3.23 れいちぇるさんと。

今日は,『ハムレットマシーン』の稽古が少し早く終わりました。

いつものように,れいちぇるさんと一緒に帰っていたのですが,別れ際になり「ケーキが食べたい」と呟いたために,ケーキを求め,雨の新宿をさまようことに……

呟いたのはもちろんわたしです。

れいちぇるさんは,青☆組さんという,丁寧で温かい作品を創っておられる劇団の女優さんです。

れいちぇるさんが,

「今年は九紫火星は八方塞がりらしく,あまり良いことがない」

というようなことをおっしゃるので,

「れいちぇるさんは徳が高いので大丈夫です」

と申し上げました。

ちなみにわたしも九紫火星ですが,ゲッターズ飯田の占いでは「今年は良いことしかない」とありましたので,そちらを盲信することにしています。

そんな話から調子にのったわたしは,れいちぇるさんに,悲しくなった時に自分の良いところを100個書いてるノートをお見せしたりしました。

あぶない奴だと思われたかもしれないので,少し後悔しています。

それでもれいちぇるさんは,今度,赤羽とピザとお寺に行く約束をしてくれました。

前々から分かってはいましたが,本当に優しい人なんだと確信しました。

ここまで,れいちぇるさん,れいちぇるさんと言っておきながら,写真はれいちぇるさんでなく,れいちぇるさんと一緒に食べたミルフィーユです。

そんなわたしたちが奮闘している『ハムレットマシーン』,本番まで二週間を切りました。

まだまだ,攻めなければと,今日の稽古で思いました。

ミルフィーユも食べたし,がんばるっぺ。

↓↓詳細はコチラ↓↓
身体の景色『ハムレットマシーン』
※過去のエントリーにとびます。

2018年3月23日金曜日

3.22 東京を生きる。

東京は幻でできている。

そこで生きてる自分も,実は幻なんじゃないかと思う。

時々,無いものを必死で探しているような気分になる。

それでも生きていることを許してくれるのが東京で,だからわたしは,東京に甘えてるのかもしれない。

東京に出てきた日,わたしは童話に出てくるみたいな藤編みのトランクを提げて不動産屋の前にいた。

中にはクマのぬいぐるみが入っていた。

ぬいぐるみを入れたのは自分なのに,黙っていれば誰に知られるわけじゃないのに,

わたしはそのことが,すごく恥ずかしかった。

でも今日はなんとなく,これまでの(いろんな意味で)痛かったことが,なんとなく愛しく感じる。

恥ずかしいのは,痛々しいのは,わたしだけじゃないんだと,そう思えることで少しだけ救われた気になる。


「ほかの街では、夢を見ることができない。ほかの街では、息をすることもできない。
そう思いながらも、ときどき東京にいることに息苦しさを感じて、どこかに行きたくてたまらなくなって、知らない街に行くとほっとする。」
『東京を生きる』雨宮まみ


藤編みのトランクはいつの間にかなくなって,クマのぬいぐるみは実家に送り返した。

そしてわたしはまだ東京を生きている。

2018年3月21日水曜日

3.21 Twitter始めてみたんです。

春の分けいる隙のない,生憎のお天気。

暦の上では「雀始めて巣くう」とされる日ですが,これではさすがに雀のお家も着工中止かな。

そして今更ですが,Twitterを始めてみました。

数年前にやっていた時期もあったのですが,SNSとの距離の取り方がどうにも分からなくなってしまって,止めてしまいました。

今もこのblogとInstagramでお腹いっぱいではあるのですが,参加している作品に興味を持って頂けるきっかけが少しでも増えればと思い,始めてみた次第です。春分の日だし丁度いいかなと。

マイペースに,やっていこうと思います。

写真は本日の一枚,雪をまとったお花たち。寒そうでかわいそうだったけど,宝石のようでした。


Twitter
遊貴まひろ
@sekairecord

2018年3月20日火曜日

3.20 お休み。

今月唯一の休日がこんな空模様&寒さだなんて,誰が予想しただろう……

うきうきと,あれをしようかこれをしようか思いを巡らしていましたが,先週は体調も崩しがちだったし,これは家で大人しくしていなさいよということかなと思い,何をするでもなく相棒再放送などをぼんやり観て過ごしました。

あ,春分の日を前に,本の断捨離をしました。
読み返すかな~と迷う本は,思いきって捨離しました。
昔は引越屋泣かせな本の量でしたが,今はもう,確実に何度も読み返すであろうというものしか手元には置きません。

そして,本を売ったお金で足つぼマッサージをしてもらいました。
耳のツボが激痛でした。
前もそうだったんだよな。
なぜ耳……

あと,昨日コーヒーミルが我が家にやって来たので,豆をひいてコーヒーを淹れました(正確にはカフェオレ)。

なにをするでもない一日だったなあと思ったけど,書き出してみると,それなりに活動してますね。

さて,稽古の予習復習をして,今日は早めに寝ます。

2018年3月18日日曜日

3.17 一時停止な日。

数日前から顔面が割れそうなほど痛いという珍症状に悩まされており,堪り兼ねて病院へ行きました。

おかげさまで,どこかが痛いなんてこと,ほとんど経験しないまま生きてきたので,今回のすさまじい激痛には,自分の身体の中で何が起こっているのかと震えましたが,どうやら深刻な病気などではないようで一安心。

薬も頂戴し,今日一日安静にしたら,だいぶよくなりました。

それにしても,本当に壮絶な痛みだった……。
痛みってすごいですね。
それで全ての行動や思考が支配されてしまう。

なんかもう,気軽に「腰イターイ」とか言うの止めようと思いました。
痛いってのは,ほんとに痛いんだからな!!!

他はすこぶる健康だし,心も前向きだし(各方面にご迷惑やご心配をおかけして凹んではいるけど),痛みも,おおごとになる前に身体が出してくれたサインだと思って,また元気に明日から,稽古やら何やらがんばりたいと思います。

終日稽古が続くので,こちらは徐行運転になりますが,また作品のことも,ぼつぼつご紹介して参ります。

2018年3月16日金曜日

3.15 百年前から 凍った血管。

春ですが。

恥ずかしながら体調不良で。

頭痛とか吐き気とか。口の中も痛いし。

こんなの本当に久々です。

感覚的には,ちゃんと休めばすぐ治るやつだという確信があるのですが。

それがいまはなかなか……。

むーむむむ。




2018年3月15日木曜日

3.14 贋作。

にせものよばーかと君は笑む 頬にぶどうのはぜた跡、ぬるい春

2018年3月14日水曜日

3.13 きらくに,きらくに,

昨夜はたぶん疲れから,じぶんの心の弱い部分がぺろんと出てしまい,一睡もできなかった。

孤独の中で戦いながらも,それを楽しむ気楽さみたいなものも,忘れてはいけないな。

つい気難しくなるのは,悪い癖だ。

きらくに,たのしく,きげんよく。

2018年3月13日火曜日

3.12 うむ。

じぶんの感じていることを逃さないこと。

じぶんに対する信頼と寛容。

じぶんへの優しさを,もっと持ちたい。

2018年3月12日月曜日

3.11 世界に触れる。

ここ最近,じぶんの放った言葉の端々に,よくない意味でどきっとすることがしばしばあって,時々少ししゅんとした。

とっさに出る言葉は恐ろしい。
じぶんが本当の考えや,本当はどんな人間であるのかが,浮きぼりにされ,突きつけられる。

でも,そんなことが幾つか続くうち,

もっともっと,努めて,言葉にしていきたいとも思うようになった。

またしゅんとするかもしれない。
誰かを傷つけるかもしれない。
ばかだと思われるかもしれない。

それでも。

言葉を出すと言うことは,世界に触れるということ。
誰のものでもない,じぶんの世界に触れるということ。
その形や色や感触を確かめるということ。

時に寒々とした思いをしても,
わたしはじぶんの世界を,じぶんの居心地のいいように,大切な人たちにも居心地よく感じてもらえるように,少しずつでもよりよくしたい。

だから臆せず,

言葉を出していこうと思う。

世界に触れていこうと思う。

2018年3月11日日曜日

3.10 怒涛、

たまごかけごはん。稽古。サラダ。甘酒。稽古。ホットケーキのようなパン。観劇。打ち合わせ。海老と空豆のグラタン。サラダ。二段のパンケーキ。ドラマ二本(アンナチュラルとホリデイラブ)。洗濯。

2018年3月10日土曜日

3.9 反省……

じつは数日前,何もしていないのに急に片足の膝に激痛が走り,動くことも立つこともできなくなってその場にへたりこむ,ということがあり,ちょっと怖くなってしまって自主稽古をお休みしていたら,案の定,筋肉と関節が硬くなってしまった……

日々の積み重ねは遅々かつ微々。
しかし失う速さと大きさたるや。

こつこつは大切。ほんとうに。

ヒヤシンス,がんばって咲いてます。

2018年3月9日金曜日

★出演★身体の景色『ハムレットマシーン』

日暮里d倉庫主催の現代劇作家シリーズvol.8参加作品。
初期型との二本立て上演となります。

身体の景色による唯一無二の“息のドラマ”を,この機会にぜひご体験ください!



身体の景色
『ハムレットマシーン』

@日暮里d-倉庫
作:ハイナー・ミュラー
構成・演出:オカノイタル

出演:
宇田奈々絵
大迫健司
大西玲子(青☆組)
オカノイタル
小田さやか
紫藤祐弥
辻川ちかよ
福寿奈央(青☆組)
牧野隆二(SPAC)
遊貴まひろ

ドラマターグ:田中圭介
音楽:松田幹
衣装:杏子

日程
4月
7日(土) 19:00
8日(日) 14:00 / 19:00

チケット
前売  2,500円 ― 学生 2,200円  
当日  2,800円 ― 学生 2,500円
★学生は要学生証  

出演団体が多数ございますので,チケットのお取り置きは,下記のアドレスまでご連絡頂けますと幸いです。

mail→yukima.sekai★gmail.com
(日時,お名前,枚数を明記頂き,★を@に変えて送信をお願い致します)

***********
ハイナー・ミュラー は旧東ドイツの作家で「ハムレットマシーン」は1977年に書かれた戯曲。

20世紀の情勢をシェークスピアの「ハムレット」に重ね、様々な作家の言葉を引用しつつ、隠喩を交え、象徴的に描いています。

前衛劇と呼ばれております。

また難解の代名詞のようにも言われたりしています(従来のドラマ形式を解体しているため確かに読み辛いです)。

身体の景色は2017年夏、WSオーディションを行い、その後数ヶ月をかけ、言葉・身体・呼吸・空間を、俳優たちとゆっくり共有して参りました。

構築してきた手法・構造を生かし、又新たな挑戦も織り交ぜつつ、難解と評されるこの「ハムレットマシーン」に迫ります。

(身体の景色HPより)

2018年3月7日水曜日

3.7 もやりもやり。

確定申告が終わらなかった。

マイナンバーカードの住所と今住んでる家の住所がちがうため。ガッデム!

この二日は少しゆるゆるしようと決めていたけど,緊張を要する打ち合わせがあったり,何も考えずに観れる映画を観るつもりで何故か『ダンケルク』を観てしまったり(ホントに怖い映画だった……),はす向かいのアパートが取り壊し中で一日中凄まじい音がしていたり,まあそれらのことを差し引いても隙あらば稽古のことを考えてしまうし,なんだか逆に疲れた。

うーむむむむ。あんまりすっきりしない。

こういう時はあれやこれや考えずに目の前のことを一つひとつこなしていくに限る。

ふう。

2018年3月6日火曜日

3.5 純喫茶愛。

演劇の稽古をしていると,知らない街に行く機会がたびたびあるのだけれど,その度に必ず調べるのが,純喫茶と銭湯。

すてきな純喫茶や銭湯がある街だとわくわくして,稽古場へ向かう足どりも軽くなるから不思議。実際にそこへ行くかは別として。

明日はとても大切な打ち合わせが2つもあるが,資料作成とおなじくらい,打ち合わせ場所である純喫茶のリサーチにも余念なし。

大切な話は,心地よい場所でしたいじゃないですか。

写真は新橋駅前の「ニュー新橋ビル」という,その名前の時点で全く“ニュー”じゃない雑居ビル内にある「カトレア」で食べたサンドウィッチ。なんだか細いサンドウィッチ。

2018年3月5日月曜日

3.4 にょき太郎。

鉢が小さすぎるという飼い主(?)の凡ミスのため,緊急移植を余儀なくされた,にょき太郎

しばらく沈黙を守っていましたが,ここにきて成長のきざしが。

よかった……。危ない目にあわせてすまなかったよ。

また新しい一週間,新たながんばりどころがぽつぽつと。

集中して楽しんで乗りきりましょう。
にょきり。

2018年3月4日日曜日

3.3 まんげつ。

満月が苦手だ。

満月が近づくと,体調も気持ちもぐずついて,嫌な夢を見たりする。

今月の満月は何やら強烈で,昨日はくらくらしたけど,今日はなんとか回復。

なんなんでしょうな。

2018年3月3日土曜日

3.2 春すぎて。

今日は家を出たとたん,春すぎて,無意味に駆けた。

最近は家と目的地の往復ばかりだけど,もう少し,春の空気を楽しもう。

深呼吸,呼吸,呼吸,だいじ。

2018年3月2日金曜日

3.1 「ヒンドゥー五千回」に思うこと。

演劇を始めたばかりの頃,右と左どころか上も下も分からない頃に出会ったヒンドゥー五千回。

ヒンドゥーの兄貴たちはみんなとても優しくて面白く,なにより扇田さんの創る世界はめちゃくちゃかっこよく,当時18才だったわたしは,いつかヒンドゥー五千回に呼んでもらえるようにがんばろうと,密かに心に誓った。

だけどいつのまにかヒンドゥーは公演を打たなくなった。わたしも所属していた劇団が解散したり,インチキ社長秘書をしながら隙をみて舞台に出たり,じぶんで公演を打ったり,そうこうしているうちに数年が経った。

だから,まさかここにきて,こんなことになろうとは。もちろん,ものすごーくうれしい。それと同時に,なーんかへんな感じもする。

かつて声をかけることもままならなかった初恋のお兄さんとデートしているような。言ってみれば,そんな感じ。

ヒンドゥー五千回,7年8ヶ月ぶりの最終公演。
あの頃とはちがう,たくさんのこと。
あの頃とそう変わらない,いくつかのこと。
どちらも大切に,いまを生きたいと思います。

★★★
ヒンドゥー五千回最終公演『空観(くうがん)』
構成・演出:扇田拓也
@座・高円寺

【日程】
4/25(水)19:30
4/26(木)13:00★ / 17:00

★印=終演後、扇田拓也+ゲストによるアフタートークを予定。
※開場は開演の30分前、受付開始は開演の60分前です。
※開演時間を過ぎますと、すぐにお席にご案内できない場合がございます。

【出演】
中田春介
宮沢大地
中村シユン
森啓一朗(東京タンバリン)
伊東 潤(東京乾電池)
森谷ふみ(ニッポンの河川)
岸野健太(てがみ座)
中台あきお
中澤聖子
東谷英人(DULL-COLORED POP)
大塚由祈子
菊池夏野
椎名茸ノ介
神保良介
関 裕行
平 桃子
谷田奈生
宮本愛美
遊貴まひろ
久我真希人(ヒンドゥー五千回)
扇田拓也(ヒンドゥー五千回)

【チケット一般発売日&料金】
日時指定/全席自由席
前売 4.000円 当日 4.200円 学割 2.500円(前売・当日共/要学生証提示)

↓↓ご予約はこちら↓↓
http://ticket.corich.jp/apply/89468/023/

2018年2月28日水曜日

2.28 「身体の景色」に思うこと。

元SCOTの俳優である岡野暢氏が演出をつとめる「身体の景色」を初めて観たのは,6年ほど前のことです。

そのときのことは,正直よく覚えていません。

ただ観劇後,自分の求めるものがそこにあるという不思議な確信と興奮の中で,やたら大きなハンバーグを食べたと記憶しています。

それからわたしは,身体の景色のいわゆる“ファン”になりました。

公演には可能な限り足を運び,ワークショップがあると聞けば張り切って参加し(そしてそのたび己の身体の脆弱さに打ちのめされ),稽古見学にもお邪魔させて頂きました。

今回『ハムレットマシーン』に参加させて頂くことは,X JAPANに憧れてドラムを始めた少年が,YOSHIKIと並んで紅白歌合戦でドラムを叩くことになった,そんなきぶんです。

えーっと言い換えると,全然まだ未熟なじぶんが憧れの人と同じ舞台に立つことは怖くて恐れ多いけど,絶対挑戦したいし,一応毎日片足スクワットとかしてがんばってはいるから,とにかく!いっちょ!やるだけやるぞ!否,やってみせよう!あわよくばYOSHIKIの代わりにX JAPANに加入せん!!!

というような,きもちです。

閑話休題。

俳優であること,静寂,呼吸,非日常的空間,それらを突き詰める厳しさと孤独,美しさと喜びを,わたしは岡野さんから学びました。

もちろんその学びは今も絶賛継続中で,今回の公演が終わったあとも,ずっと続いていくのだと思います。

身体の景色の作風は,とても独特です。

ただ,目に見えないものをそこに現し,言葉にならないものを届け,非日常的空間に観る者を誘う,わたしが信じる演劇の力をストイックに追求し続けているのが,身体の景色というカンパニーだと思っています。

『ハムレットマシーン』,ぜひこれを機に身体の景色の世界を体験して頂きたいと,心から思います。

ご観劇の参考になればと思い,いまの気持ちをしたためてみました。果たして参考になっているのか……

2.27 いっぽ。

本日,大切ないっぽを踏み出しました。

駅から目的地まで歩きながら,「いまならまだ引き返せる……」と,心のなかで幾度も呟きました。半泣きでした。やりたいこととはいえ,己で決めたこととはいえ,とても怖かった。

でも,

誰に負けても自分には負けたくないし,全人類に諦められても自分だけは自分を諦めたくない。

なんや恥ずかしいですが,最近とみにそう思うのです。

いっぽを踏み出したあと外に出たら,お花が咲いていました。

2018年2月26日月曜日

2.26 『ハムレットマシーン』PV

4月に出演する現代劇作家シリーズvol.8ハイナー・ミュラー『ハムレットマシーン』のPVを創って頂きました。

ここだけの話,演劇の告知映像(CM)って,なかなか心惹かれるものに出会うことがなく,難しいもんだなあと思っていましたが,とてもかっこよく,作品の雰囲気をすてきに抽出して頂いて,感動しました。

どうか一人でも多くの方に,身体の景色の『ハムレットマシーン』が届きますように。

★★★

ハイナー・ミュラー は旧東ドイツの作家で「ハムレットマシーン」は1977年に書かれた戯曲。
20世紀の情勢をシェークスピアの「ハムレット」に重ね、様々な作家の言葉を引用しつつ、隠喩を交え、象徴的に描いています。
前衛劇と呼ばれております。
また難解の代名詞のようにも言われたりしています(従来のドラマ形式を解体しているため確かに読み辛いです)。

フェスティバル期間中(4/4~4/22)様々な団体が同戯曲を上演致します。
身体の景色の公演は4/7~8。3ステージ。初期型さんとの二本立にて上演。
ご予約頂きますと、身体の景色と初期型さんの「ハムレットマシーン」が二本見られる形です。

身体の景色は2017年夏、WSオーディションを行い、その後数ヶ月をかけ、言葉・身体・呼吸・空間を、俳優たちとゆっくり共有して参りました。
構築してきた手法・構造を生かし、又新たな挑戦も織り交ぜつつ、難解と評されるこの「ハムレットマシーン」に迫ります。
ご高覧賜りご意見ご感想お聞かせ頂ければ幸いに存じます。

(身体の景色HPより)

★★★