わたしは白い服が好きでよく着る。
白いので当然汚れが目立つ。
白い服は消耗品と割り切ってはいるものの,お気に入りが汚れると,やはり悲しい。
しかもわたしはある時から「ミニマリストに俺はなる」と宣言してしまったせいで,全然服を持っていない。
最低限の服で暮らしているため,一着ダメになると,翌日以降の生活が突然危ぶまれる。
そんなのっぴきならない状況の中,先日白シャツにファンデーションがついてしまった。
しかも二着。
ミニマリスト大ピンチである。
ブリーチやらなんやら色々試し,少しは薄くなったものの,完全には落ちない。
仕方なくクリーニングに出す事にした。
ところがクリーニング屋で,染み抜きもつけて2着で四千円もかかると言われた。
2着で四千円て。
新しいの1着買えるし。
四千円はキツい。しかし諦めきれない。
別のクリーニング屋へ持ちこんだところ,そこでは2着で600円。
しかも,無料で染み抜きもお願いできるという。
ちなみに2着とも少し丈の長いシャツなので,一軒目では「ワンピース」とカテゴライズされてしまったため高くなったようだ。
二軒目は「シャツ」として処理してくれたので,料金を抑えることができた。
それにしても店によってこんなに料金に幅があるとは。勉強になった。
ところがシャツを引き取ったところ,二着とも全く落ちていなかった。
これ以上は有料の染み抜きオプションをつけねば対応できないという。
がーんである。
有料の染み抜きを頼んでも,一軒目の四千円よりは安いのだが,それでも落ちる保証はない。
がーんだが,今日のところは一旦引き上げることにした。
シャツはもちろんがーんだが,よく考えると,わたしはクリーニングの強い薬でも落ちないものをほぼ毎日顔につけているということになる。
しかも口紅などに至っては,確実に食べ物と一緒に体の中に入っている。
思わず“メイク 石鹸で落ちる”で検索してしまった。
色々がーん。