2017年2月10日金曜日

2.10 おばあちゃんの日記

訳あって祖母の日記を読んでいる。

わたしが幼稚園に入る少し前に書かれた日記で,わたしが昼寝をしたとか,鼻水を垂らしたとか,うまかっちゃん(インスタントラーメン。福岡県民のソウルフード)を食べたとか,朝から大泣きしたとか,夜中に大泣きしたとか,日常の些細なことが克明に記録されているが,もちろん記憶にない事ばかりなので,読んでいてとても不思議な心地がする。

所々で祖母が一句読んでるのも面白い。
「暑き日の キリン動かず 首を立て」
「赤い月 春の夜空に ぽっかりと」
とか。
あと好きだったのは,
「冷房も きかず三日月 空に有る」
俳句は詳しくないので出来の良し悪しは分からないが,昔の人にとって“一句詠む”というのは,割りと身近な習慣だったのかもしれない。
そう言えば,ちびまるこちゃんのおじいちゃんの友蔵さんも,しょっちゅう心の俳句を詠んでいたし。

とりあえず分かったのは,わたしは当時から大変食い意地が張っており,犬好きであり,泣き虫だったということ。

そして,泣いたり喚いたり,かと思えば笑ったり踊ったり,まわりの人に許されて生きているのは,あの頃も今も変わらないということ。

どーもすいません,そしてありがとう,と思う。

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