母からお誕生日の贈り物が届いた。
井上誠耕園の甘酒だ。
甘酒は美味しい。美容にもよいらしい。
大切に頂こうと思う。
話は急に反れる。
母はわたしを産んだとき母乳の出が悪く,生まれたてのわたしは病院で,他のお母さんたちから「もらい乳」をしていたらしい。
そう言われても「えっ!わたしはお母さんのお乳がのみたかったのにヒドイ!」なんて思う筈もなく,「ふーんそうなんだ」ぐらいの感想しか出てこないが,当時の母はわたしが「もらい乳」をする姿を見て涙が出たらしい。
母になったことのないわたしには,実感のわかぬ感情である。
いつかわかる時が来るんだろうか。
世の中には知らない感情がたくさんある。
ちなみに母が涙を流す一方で,当時のわたしは母のお乳を飲みたがらず,母がじぶんのお乳を飲まそうとすると「寝たふり」をしたらしい。
生まれたての乳児が寝たふり。
母は娘が不憫で泣いているというのに寝たふり。
性根の悪さが生来のものであることを匂わせるエピソードであるが,わたしはこの話がけっこう好きなんである。
そう言えばホンモノのお乳を見たことないが,甘酒を見て,お乳のようだと思ったので今日は甘酒の話を。
お母さんありがとー。
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