2017年5月29日月曜日

5.28 正しいラッキョウ。

今年はラッキョウを漬けたいなあと思っていたのだけれど,トウキョウのスーパーで売っているラッキョウ(あまり安くない)に対する微かな違和感がそれを踏み留まらせていた。

そして今日,フクオカの酒屋の軒先で売られるラッキョウ(とても安い,むしろ価格崩壊)を見て,その違和感の正体がぼんやり判明した。

そもそもこういうものは,わざわざ高いお金を出してこしらえるものではなく,旬の時期に仰山採れてしまったものに対しての「しゃあないなあ,ほっとくとアレやし,捨てるのもアレやし」という,この“しゃあない感”が根底にあるんだと思う。

でも,都会に売られてるラッキョウには,この“しゃあない感”がない。

もちろん,好きで漬けてるんよ「しゃあなく」ではないよ,という方もたくさんおられる,というか,今日びわざわざじぶんでラッキョウを漬けようなんて方は「しゃあなく」ではなく「わざわざ」の方が多いんだと思うけれど,何や今日は,叩き売りされているラッキョウの姿に,とてつもない「正しさ」を感じてしまったのだった。

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