近所に自生している朝顔の種を頂戴してきた。
懐かしい。もっとぷりっと大きかった気がするが,あの頃はまだじぶんの手が小さかったからそう感じたのかもしれない。
いまはどうか知らないが,わたしが子供の頃,学校の理科の授業で朝顔をそだて,夏休みは家に持ち帰ってその生育状況を観察する,というのが定番で,夏休みの宿題は「朝顔の咲いた数を毎日記録につける」というものだった。
夏休みが終わり,クラスメイトの朝顔は,ほぼみんな例外なく数十の花を咲かせていた。100を超える猛者もいた。
そんな中,わたしの記録は,
4つ。
わたしは朝顔を持ち帰って即刻枯らしたのだ。
言っておくが,サボったわけではない。
サボる余裕もないほど彼は即刻枯れた。
誰か見てる訳じゃないのだから,ごまかしてもっと多目に申告すればよいものを,悪知恵の働かない無垢な6歳児は,「えっ?4つ?逆にどうやって?」とみんなに驚かれ,非常に恥ずかしい思いをしたことを妙にくっきり覚えている。
わたしの「火の手」が生来のものであることを認めざるを得ないエピソードだ。
しかし,わたしは諦めない。
咲かせて見せる今度こそ。
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