過日,「身体技法とテクノロジー」の研究会でお話させて頂いた。
こちらの研究会は,芸能,芸術(ベトナムの打楽器から、花柳文化、太極拳などなど……ほんとうに多岐に渡ります)において,テクノロジーがどのような影響を与えているか,という事を研究している皆さんが集まっておられる研究会だ。(ざっくり言うと,そういうことでいいと思う)
わたしはそこに演劇代表(?)としてお呼ばれしたのである。
全ての面において途上の自分が演劇や演技のことについて分かったような事を言うのは大変気が引けたが,このような機会はめったに頂けるものではないし,ある意味,大変短い年数ではあるけれど,大学院で学問を修めた自分だからできることかもしれぬと思い,今回参加させて頂いた。
お話した内容は,
わたしが具体的にどのような演技トレーニングを積んできたかということを通して,俳優の感情のメカニズムについてどのようなことが考えられるか,ということ。
テクノロジーがテーマの研究会ということで,平田オリザさんが大阪大学の石黒教授と取り組まれている「アンドロイド演劇」について。
自分のことばで話すことの難しさにシックハックしつつの発表だったが,フロアの皆さんが本当に温かく,ふわっとしたわたしの話を丁寧に聞いてくださり,的確なご質問を下さったので,何とか無事にお役目を果たすことができた(と思う)。
そしてまた,こうして研究の場と繋がれたことは,わたしにとって大きな喜びであった。
本当にありがとうございました。
大阪は,煮えそうな程暑かった。
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