劇作家の某氏と「執筆作業をどこでやるか」という話になった。
そう言われれば,だいたいいつも,ある一定のパターンがある。
第一段階:アイディア出し
静かで落ち着いている喫茶店。
テーブルが広く,隣の席との間にある程度余裕があるのが望ましい。
コーヒー一杯の値段は高め。
席料と思い割り切るが,この段階が長引くと,財布にそこそこのダメージを食らう。イメージ:チェーン系高級喫茶店。椿屋珈琲店など。
第二段階:作業前半
そこそこ雑音のあるセルフサービス系のカフェ。
テーブルは狭くても構わないが,コンセントがあると安心。
コーヒーの値段はまちまちだが,一番安いブレンドを頼めば300円ほど。
軽食やちょっとした甘いものも気軽にとれる。
イメージ:スタバ,ドトール,エクセルシオール,ベローチェなど。
第三段階:作業後半
気兼ねなく長居できる場所。
深夜まで開いているファストフード店,もしくはファミレス。
その気になれば食事もとれる。
コーヒー一杯,もしくはドリンクバーでやり過ごすことができればこんなに安上がりなことはないが,「自分へのご褒美」というマジックワードに財布のヒモが弛みがち。
イメージ:マクドナルド,モスバーガー,デニーズ,サイゼリヤなど。
第四段階:締め切り三日前以降
家。
トイレと冷蔵庫への数歩が唯一の気分転換。
自分を熟睡させないため床で寝る。
納豆ご飯で生命維持。
頭に血が上るからか,頭皮から脂が分泌され髪の毛べたべた,地肌が痒くなる。
ヒゲが生える。
最近でこそ,自宅が一番落ち着くという事もあり,外で作業することはめっきり減ったが,それでもその時々で,はかどる場所や状況がまちまちであることは確かだ。
とりあえず,執筆が佳境になるとヒゲが生えてくるということだけは変わらない。
できるだけ気をつけたいが,ヒゲが生える代わりにいいものが書けるなら,迷わずボーボーになる覚悟で今後も臨みたい。
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