2017年9月9日土曜日

9.8 メダカ帝国の愛と危機。

久しぶりに胃が痛い。

珍しくカップヌードルなんて食べたからだろうか。横になっていると若干痛みは和らぐが,起きるとダメだ。

ヨロヨロと「く」の字になりながら,とりあえず顔と足を洗い,パジャマを出す余力がなかったので,そこら辺にあった稽古着を着た。

起き上がれないので,ゴロゴロしながら実家で撮影したメダカグラビアを鑑賞する。

この夏,実家ではメダカの繁殖に挑み,6月にわたしが帰省した際は念願の一匹目が誕生,我が老親より「初孫ちゃん」という重すぎる名前をつけられ,元気にぴょんぴょん泳いでいたが,なかなか弟妹に恵まれず,彼(彼女)は稚魚用に設けられた新しい水槽に,長く独りぼっちだった。

ところが先月帰省した際,メダカ一族は増えに増えていた。

なかなか孵らない卵にやきもきし,「初孫ちゃん」に目尻を下げていた老親の間にも「もういいよ」というムードが充満,言うまでもなく件の「初孫ちゃん」がどれなのかも判別がつかなくなっていた。

ところが,このまま栄華を極めるかに思えたメダカ帝国に思わぬ危機が訪れる。

水槽のひとつがカマキリに襲撃されたのだ。

老親曰く,ちっさいカマキリが,自分の体と同じ位の大きさのメダカをくわえていたという。

その水槽にいたメダカたちは重いPTSDを患い,人影に怯え,ホテイ草の影から出てこれず,ご飯も食べられなくなってしまった。

まさにメダカ界における進撃の巨人的状況,ウォールマリア陥落の危機である。

しかし,彼らが発奮し,「心臓を捧げよ!」と,カマキリを駆逐する為,塀(水槽)の外へ出ていくことはまずないと思われるので,わたしとしては,彼らの心の傷が一刻も早く(飢え死にする前に)癒えることを祈るばかりであり,どうか寒い冬を乗り越えて,来年また,卵をいっぱい産んで頂きたい。

メダカのこと考えてたらちょっと元気になってきた。


0 件のコメント:

コメントを投稿